ヒデさんが行く♪綾部 4/22&23@森もりホール 開催報告

ヒデさんが行く♪全国行脚プロジェクト、4/15滋賀の開催レポートです。

2021年4月22日(木) 19:00~21:00@京都府綾部市 森もりホール
2021年4月23日(金) 10:00~12:00@京都府綾部市 森もりホール

『僕らが変わればまちが変わり、まちが変われば世界が変わる~トランジションという試み』の出版を記念した榎本英剛さんの講演会が4/22と4/23に京都府綾部市の「里山ねっと・あやべ」森もりホールで開催されました。

綾部出身の「半農半X」の提唱者、塩見直紀さんが本の推薦文を書いたこともあり、綾部での講演会が開催されました。私は、世界初のトランジションタウンであるトットネスにある、持続可能性を広げる人材を育てるイギリスの大学院大学「シューマッハ・カレッジ」に留学してきたのですが、「トランジションタウンとは何か?」ということを説明するのが難しかったこともあり、日本でトランジションタウンを立ち上げたヒデさんが、トランジションタウンに関して説明する講演をして頂けたこのご縁は、天からの恵みに思えました。

この2日で総勢37名の方が足を運んで下さいました。『やりたい人が、やりたいことを、やりたい時に、やりたいだけやる』ことを貫き通したことが大きいという言葉に一番感銘を受けました。

日本海側にほとんどトランジションタウンが無いためか、トランジションタウンのことを知っていた人は少なかったです。その中でも、お互いになるべく知らない人たちに集まってもらった少人数グループでの対話のときには、とても盛り上がり、皆が目を輝かせて話していたのが印象的でした。 ヒデさんは「熱フェチ」とも仰っていました。質問タイムをとると、どうしてもほとんどの人が聞き手になるので、熱が下がることを気にされて、2日目は先に質問をしてから、少人数グループでの対話、そして私がシューマッハ・カレッジで学んで来たArt of Invitationという手法で「やりたいことをホワイトボードに書き込むワーク」を連続してやってもらいました。「熱」を意識して人を繋ぐことの大切さを教えて頂きました。

綾部市では、お茶と茶道具のお店を改修した「茶つぼ 吉田」でお会いして、お抹茶を点てさせて頂きました。その後、志賀郷地区をメインにヒデさんに「半農半X」の仕事を創っている人たちに会ってもらいました。「若杉ばあちゃん」こと若杉友子さんの野草料理を実践する農家民泊「水田家の食卓」という泊まってもらいました。

天職の「X」をやっていくひとに雇用を作るため、地元資源を活かしたビジネス展開している「志賀郷杜栄」という山道作りと間伐材活用の会社と、「今しぼり」という醤油手作りキットの会社を見学させて頂きました。「里山ねっと・あやべ」という塩見直紀さんが立ち上げた、里山と人を繋ぐNPOの経緯を説明してもらい、マルシェやギャラリーとして地域のハブになっている全国行脚の先駆者「竹松うどん」でランチをし、塩見直紀さんが提唱している「天職観光」と、それ以外にもゲストハウス、リモートワークなど複数の仕事を立ち上げている工忠さんとお話してもらいました。

ヒデさんを紹介することで、綾部で熱い想いを持って半農半Xにチャレンジしている人たちにストーリーを語ってもらえたことは、私にとっても大きな学びとなりました。 ヒデさんが、ツアーを続けていくことで、その町で新しい繋がりが生まれ、各会場の主催者も大きな恩恵を受けるのだなと感じました。私は2日間のイベントをやるだけでもヘロヘロになってしまいましたが、ヒデさんが安全に全国ツアーを進めていけることを祈っています。ありがとうございました。(Reported by Kouji Dairiki)