Transition Town Fujino
トランジション藤野
持続可能な今どきのまちづくり
相模原市旧藤野町で、足もとにある豊かさや地域にあるものをみつめて、みんなで楽しく繋がりながら楽しく暮らす、
そんな活動をトランジション藤野はしています。
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主な活動はフェイスブックページ
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トランジション藤野とは
トランジションとは、「移行」を意味する英語(transition)です。何から何への移行でしょうか?
それは、エネルギーを多量に消費する脆弱な社会から、適正な量のエネルギーを使いながら、地域の人々が協力しあう柔軟にして強靱な社会、持続可能な社会への移行です。
エネルギーを大量に使う社会は一見、便利で快適ですが、ひとたびエネルギーの供給が止まれば、人々は生きていくことすら困難になることが予想されます。スーパーに並ぶ食料も満ちあふれる製品も、エネルギーが途絶えると、とたんに消えてしまい、なにひとつ機能しなくなる脆弱な社会なのです。
適正なものを適正な量だけ作り、大事に使い、食べ、使い終わったものは無駄なくリサイクルする。
そうした社会に向かうために、地域の仲間といっしょに、地元の資源を使ってエネルギーを作り出すこと。
地域の人々が集まって菜園や田んぼを作ること。勉強会や上映会を開いて、私たちの住む社会の問題意識を共有すること。
昔から伝わっていて、途切れてしまった技術を蘇らせること。お年寄りから昔の知恵を学ぶこと。
いまとは違う暮らし方を見つけ出すこと、それがトランジション・タウンの活動です。
《トランジション藤野のあゆみ》
藤野でのトランジション・タウンの始まりは2008年 6月にパーマカルチャー※つながりの友人3名で準備を始め、2009年2月にコアメンバーを募ってが集まり活動がスタートしました。当初は映画の上映会、保存食づくりやソーラークッカーづくりなどの単発的なイベントを実施。
2010年からは地域通貨よろづ屋が発足。ネットワークが広がり、現在では200世帯 360名ほどが参加しています。
その後各テーマや興味に応じて、森部、藤野電力、お百姓クラブ、健康と医療などのワーキンググループが定着、成長を続けています。
※パーマカルチャー:オーストラリア人のビル・モリソンやデビッド・ホルムグレンらが提唱した農的暮らしのデザイン手法。トランジション・タウンの考え方は、これをまちづくりに応用したものと言える。
神奈川県北西部に位置する森と湖の町、旧藤野町(現相模原市緑区)は人口約1万人弱、新宿からJR中央線で約1時間の豊かな里山です。
戦時中に疎開画家が移り住み、その後、芸術の町としてこの地に魅せられた芸術家の創造の場となっています。
近年は、パーマカルチャーセンタージャパン、学校法人シュタイナー学園、里山長屋など、自然志向が高い人や、新しい暮らし方を模索する人々が移住してきます。
もともと、集落ごとの自治会や、自然と暮らしに関わる市民団体活動もさかんな地域です。
トランジション・タウンとは?
《トランジション・タウンの成り立ち》
2006年1月にイギリス南西部の小さな港町トットネスでパーマカルチャーの講師をしていたロブ・ホプキンスが始めた持続可能なまちづくりを目指した市民運動。
現在、欧州各国、北南米、オセアニアなど世界中の1130の地域で公式にスタートし、その他数千の地域で実践の準備が始まっています。
日本では、2008年以来、NPO法人トランジション・ジャパンが各地域活動のサポートをしており、2014年3月現在、約50の地域で活動が行われています。
《トランジション・タウンの活動とは?》
トランジション・タウンの活動は、市民が自らの創造力を発揮しながら、地域の底力を高めるための、実践的な提案活動です。
日々の暮らし方をほんの少し変えるだけで、楽しくて豊かに、そして自由になれることがあるかもしれません。
トランジション・タウンの活動は、コミュニティの中でそうした変化を作り出し、実践し、共有していくことです。
そんな実践を積み重ね、新しい繋がりが生まれる事で、暮らしている地域を、より暮らしやすく、災害に強く、誰もが参加できる場所に変えていく草の根運動なのです。
トランジション藤野では自分の興味やテーマごとに有志があつまり、ワーキングループを形成しています。まだまだ増えるワーキングループ、ここでは代表的なグループを紹介しています。
地域通貨よろづ屋
「藤野地域通貨よろづ屋」では、通帳方式で「萬」という単位を使い、様々なやり取りが行われています。留守中猫の世話をして欲しい。いらなくなった家電が欲しい方いませんか?など、顔の見える間柄で「モノやコト」を交換する仕組みです。今まで知らなかった方との新しい繋がりも生まれています。
藤野には豊かな自然資源、様々な知識や技術、個性をもった人的資源があります。そんな資源を掘り起こし、地域の中で循環しながら活かしてゆきます。競争ではなく共生による「お互い様」の関係です。喜びを分かち合い困った時には助け合う。そんな風につながりあうことにより、楽しく、豊かな暮らしをつくります。
地域通貨よろづ屋
http://fujinoyorozuya.jimdo.com/
藤野電力
藤野電力とは、自然や里山の資源を見直し、自立分散型の自然エネルギーを地域で取り組む活動です。
地域の豊かな未来を目指して今までの中央集権型エネルギー社会から、住民が自ら参加出来るような自立分散型社会へ移行していきたい。
そしてエネルギー消費自体を少なくしつつも、我慢ではなく、より新しく、より楽しく生きていけるような、暮らし方へと移行していきたい。そんな未来を想っています。
藤野電力の現在の主な活動
「にこ(^_^)エネ暮らしの会」
生活のなかで使うエネルギーの、安全で無理のない、身の丈にあった使い方を考える会。楽しくお話や手を動かしながら活動中。藤野電力の分科会です。
藤野電力WEB
http://fujinodenryoku.jimdo.com/
トランジション藤野 森部
森に囲まれた町、藤野。しかし、その森の多くが現在、放置され荒廃しています。
森と共に生きてきた先人達に学び、森の恵みを受け取る知恵と技術を身に着けることで、森への畏敬の念を取り戻し、人が森に生かされ、人が森を活かしてゆく。
「森部」はそんな森と人との豊かな関係を、地域の人々と協力して築き、未来につなぐことを目指しています。
これまで、世界の山、日本の山の現状から、日本の森の状態を知る勉強会、林業のプロではない私たちにも出来る森づくり手法としての『きらめ樹(皮むき間伐)』、空気と水の流れを改善し、荒廃した里山の環境を蘇らせる
『水脈整備』など、森と人との接点を蘇らせる活動、森を再生する活動に取り組んでいます。
トランジション藤野 森部ブログ
http://ttfujinomoribu.blog.fc2.com/
健康と医療
私たちは皆、常日頃、健康でありたいと願います。では健康とはいったいなんなのでしょうか。病気に罹患すると健康ではなくなってしまうのでしょうか。
ミヒャエラ・グレックラーは健康の定義を次のように述べました。
「世の中の出来事に対して関心を持ち、心を開いてむかいあうことができる人のこと。」
これも健康の定義の1つだと考えます。
地域で支えあって生きている私たちが、それぞれに自分なりの健康像を持ち、そこにむかって医療に依存しすぎることなく歩むことができれば、個々そして地域全体のレジリエンス(対応能力、回復力、底力)が向上し、持続可能な社会に近づいていけると考えます。
もちろん必要なときには十分な専門的医療が受けられる体制が整うことも併せて必要です。
そのような社会に少しでも近づきたい、健康を支援することから地域社会を支えあいたいという願いのもと、このグループは活動しています。
お百姓クラブ
お百姓クラブは、地域とのつながりの中で、持続可能な「食」と「農」のあり方を模索します。
●食の自給
→大豆、雑穀、もち米など穀類を中心とした共同栽培
●在来種・固定種の継承
→2014年春に「藤野シードバンク」設立
●和棉栽培による「衣」の自給
→藤野わたわたの会と共に「藤野綿」の6次産業化
●生物資源との共存と活用
→藤野地域チキン・プロジェクトへの参加・共同飼育
●自然の循環を活かした農法
●生産者・消費者双方の顔が見える流通形態
●自然の摂理を活かした食品加工や保存法
●安全で豊かな食を提供できる場(マーケットやレストラン)の創出
などをテーマに活動しています。
それぞれのテーマはあまりに深く、私たちの試みもまだ始まったばかり。
とりあえず自分たちの足元をみつめ、できることから始めています。
コミュニケーションWG
情報発信、情報整理、交流(イベント)といった要素をベースに、みんながつながる事柄を担当しています。
各ワーキングループの連携提案や、かわら版の発行やwebからの情報発信、TT藤野ディ、トランジションBARなどのイベント開催、全体の広報関連などを行っています。
仕事と経済のWG
地域の資源を見つめ、顔の見える経済を考え、このまちで仕事を作っていく。自分の暮らしと、地域での役割、程よい稼ぎ、これらのバランスの良い生き方と、本来の経世済民(経済)を模索するのが仕事と経済のWGです。
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