藤野は、神奈川県相模原市緑区の北西部にある森と湖の町、旧藤野町(2007年相模原市に合併)。都心からJR中央線で1時間ちょっとのところにあります。
人口は約8,500人(2021年1月現在)。都心へのアクセスがいいので、多数の方は都心で勤務。藤野には大きな産業はありません。
中山間地域で、森林は約84%。戦前は養蚕、炭焼きなどを生業とする里山の文化がありました。
戦中に藤田嗣治や猪熊弦一郎など、芸術家が疎開していたことがきっかけに、1986年「藤野ふるさと芸術村構想」が提唱され、芸術の町として認知されています。実際にアーティストが創作の場を求めて、1985年頃から移住してきました。
1996年には、パーマカルチャーセンター・ジャパンが藤野に拠点を置き、約1000人以上の卒業生がいます。2005年には、学校法人シュタイナー学園も開校されました。
自然志向が高い人や、新しい暮らし方を模索する人々の多様な横のつながりがあり、さまざまなプロジェクトやイベント、最近は起業する方も増えています。
もともと、集落ごとの自治会や、自然と暮らしに関わる市民団体活動もさかんな地域です。
参照
藤野観光協会 https://info-fujino.com/
藤野ふるさと芸術村メッセージ事業推進委員会 http://fujino-artmessage.com/
パーマカルチャーセンター・ジャパン http://pccj.jp/
学校法人シュタイナー学園 https://www.steiner.ed.jp/